湯河原にある温泉旅館・The Ryokan Tokyo YUGAWARAの宿泊商品として2018年にリリース。

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企画のきっかけは、卒論執筆中の大学生に泊まりに来てほしい、というSNSでの呟きをもとに、ゲストとのやりとりから着想した「卒論執筆パック」でした。同時に「学生ではないが原稿を書きたい」というゲストのリクエストをもとに、文豪の逗留地として愛された湯河原の歴史を織り込み、温泉旅館に缶詰になって集中して仕事を行うための宿泊体験として「大人の原稿執筆パック」を開発しました。

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滞在中に館内で篭って作業してもらうために、三食分の食事を提供するほか、コーヒーの飲み放題や、夜食メニューの開発、旅館スタッフが編

集者に扮して進捗確認をしたり、感想を伝えたりするなど、文豪のように缶詰になれることをコンセプトにしたサービスが好評を博し、SNS上で大きな反響を呼びました。

 

日本経済新聞などのマスメディアにも取り上げられ、「卒論執筆パック」「積ん読解消パック」「確定申告パック」などの関連商品も含め、年間4000万円を売り上げました。

 

従来であれば、食事・温泉・娯楽などの消費活動であった温泉体験を、投資活動として設計し直すことで、縮小しつつある温泉市場に新しい需要を創出しました。